バスケを続けながら1年、ひざ下の痛みが両足に広がってきた
1年ほど前から左足のひざ下に徐々に痛みが出はじめ、それでもバスケは続けていたとのことでした。最近は右足にも同じような痛みが出てきており、ひざ下が少し膨らんできている状態で、左側の膨らんだ部分は少し押すだけで強い痛みが出ます。しゃがむ動作は膝が90度になるあたりで痛みが出て、それ以上は曲げられない状態でした。
お父さんが心配して連れてきてくださいました。
来院までの経緯と対処方法
痛みが強いときは練習を抜けることもあったそうですが、基本的には痛みが出ていてもバスケを続けていたとのことでした。特に治療などは受けておらず、「痛いけど動ける範囲で続けてきた」という状態でした。
当院での原因の判断と施術内容
来院時に膝の動きを確認したところ、膝を伸ばすときと体重をかけるときに、足の軸がぶれながら力が加わっている状態でした。座った姿勢で膝を90度曲げたところから負荷を少しかけた状態で伸ばしてもらうと、膝に痛みが出てうまく力が入らない様子でした。この検査によって、力を入れる方向がずれていることが確認できました。
- 膝を伸ばす・体重をかける動作のたびに足の軸がぶれており、ひざ下に余分なストレスがかかり続けていた
- 太ももの筋肉の使い方がうまく整っておらず、力の方向がずれていた
施術では、膝のねじれを整えながら、太ももの筋肉を緩めることでまっすぐ力が入れられるように調整しました。ぶれずに力を加えられるようになると、膝に力を入れても痛みが出にくくなっていきました。
膝を深く曲げるほど力の方向がぶれやすかったため、まず90度の角度から始め、痛みの変化を確認しながら徐々に深い角度でも対応できるように進めていきました。
自宅での生活習慣についても、足を組んだり、重心を左右どちらかに寄せて座る姿勢をなるべくしないようにお伝えしました。また、付き添いのお父さんに膝のねじれを取る自己メンテナンスの方法をお伝えし、自宅でもできる範囲でサポートしてもらうようお願いしました。
2回目の施術(1週間後)では、バスケの動作に近い動きの中で膝のねじれを取る施術を行いました。お父さんへのセルフケア指導も、より実際の動きに合わせた方法にアップデートしました。
経過と現在の状態
初回の施術後には、しっかりしゃがめるようになったものの、立ち上がるときに少し痛みが残る状態でした。2回目の来院時にはまだ左ひざに痛みは残っているものの、右の痛みはなくなっており、本人からも「少し良い感じがする!」との前向きな報告がありました。
3回目の施術前には、しゃがんで立つ・ジャンプするといった動作では痛みが出なくなっていました。話を伺うと、アップや練習の前半では痛みがなく、試合形式の練習になるとまだ痛みが出ているという状態でした。ただ、力の入り方や痛みの出方から大幅に改善している印象でした。父さんもそばで見ていてかなり良くなったとおっしゃられていました。これは、自宅でのセルフケアがうまく機能していたことが大きかったと感じています。練習の後半の痛みは少し気になりますが、回復傾向が明らかで自己メンテナンスもうまく定着していたため、3回目で施術はいったん終了としました。
オスグッドで悩んでいるお子さんをお持ちの方へ
「成長痛だから仕方ない」「安静にしていれば治る」と言われてそのまま過ごしているケースでも、膝の動作のくせや筋肉の使い方を整えることで、短期間で大きく改善することがあります。今回のように、本人の頑張りと保護者のサポートが組み合わさることで、施術の効果がぐっと上がります。
「痛みがあってもバスケをやめさせたくない」「できるだけ早く回復させてあげたい」という方は、ぜひ一度当院にご相談ください。お子さんの膝の状態を丁寧に確認したうえで、スポーツを続けながら回復できるよう施術を進めていきます。
「オスグッドで膝が痛くてスポーツができない」「安静にしても良くならない」という方は、ぜひ一度当院にご相談ください。バスケなどの運動を続けながらでも回復していける可能性を前提に無理のない施術計画を立てていきましょう。

