肘を伸ばすと腕の内側がピリピリする
1か月に1回のメンテナンスで通院されている40代の女性から、ある日「最近、腕がおかしくて」とご相談がありました。
肘を伸ばすと腕の内側にピリピリした感覚が出る。腕を上げようとすると斜め45度あたりから腕の内側にピリピリ感と軽い痛みが出て、それ以上腕が上がりにくくなっている。この症状が1週間ほど前から続いているとのことでした。
来院までの経緯と対処方法
症状が出てすぐに病院を受診したところ、「静脈の炎症」と診断されました。「時間が経てば治るので少し様子を見ましょう」とのことで、特に治療は受けていなかったとのことでした。
ただ、1週間経っても症状に変化がなく、その後のメンテナンス来院時にご相談いただきました。
当院での原因の判断と施術内容
相談を受けて腕の状態を確認しました。ピリピリする感覚が特定の動作(肘を伸ばす・腕を上げる)のときに出るという点が気になりました。もし静脈そのものが炎症を起こしているのであれば、安静時にも症状が出やすいはずです。動作と連動して症状が出るということは、筋肉の問題である可能性が高いと判断しました。
実際に確認してみると、「大胸筋上部(だいきょうきんじょうぶ)」に疲労がたまっていることがわかりました。
- 肘を伸ばす・腕を上げるという特定の動作で症状が出ることから、筋肉が原因と判断
- 大胸筋上部の疲労が腕の動きを制限し、ピリピリ感と痛みの原因になっていた
施術では、大胸筋上部を緩めながら肘を伸ばす動作を行いました。するとピリピリした感覚はほぼ解消されました。
次に腕を上げる動作を確認しました。同様に大胸筋上部を緩めながら腕を上げてもらうと、耳にぴたっとつくところまで腕が上がるようになり、ピリピリ感も痛みも出なくなりました。
自宅でも同様の症状が出た場合に備えて、大胸筋上部を自分で緩める方法をお伝えして施術を終了しました。
経過と現在の状態
施術後、しばらく時間が経過してもピリピリ感が戻ってこなかったことから、施術の方向性は合っていると判断しました。
次回のメンテナンスまでの1か月の間に改善が思うように進まない場合は連絡をいただくようにお伝えしています。
まとめ――腕を動かすと内側がピリピリする方へ
腕の内側がピリピリする、腕を上げると途中で引っかかるような感覚がある――こうした症状は、神経や血管の問題だけでなく、大胸筋上部などの筋肉の疲労が原因になっているケースがあります。
特定の動作のときだけ症状が出るという場合は、筋肉の状態を確認してみることで、意外とシンプルに改善するケースもあります。
腕の内側のピリピリ感や動作時の違和感が気になっている方は、ぜひ一度当院にご相談ください。腕の動きを丁寧に確認したうえで、あなたに合った施術を進めていきます。
「腕を動かすと内側がピリピリする」「腕を上げると途中で痛みや違和感が出る」という方は、ぜひ一度当院にご相談ください。症状の出る動作を一緒に確認しながら、根本からアプローチしていきます。

