はじめに――オスグッドと診断され、2週間休んでも痛みが変わらない
サッカーの練習中に左ひざのお皿の下に痛みが出るようになった中学1年生の男の子が、お母様に連れられて来院されました。
整形外科を受診したところ「オスグッド(成長痛)」と診断され、2週間の部活休止を指示されたとのこと。言われた通りきっちり2週間休んで来院されましたが、痛みにはほとんど変化がなく、「このまま休み続けても治るのだろうか」という不安を抱えての来院でした。
来院までの経緯と対処方法
来院時に確認した症状は以下の通りでした。
- 階段を上るときに体重が乗ると左ひざが痛い
- しゃがもうとすると膝が痛く、45度ほど曲げたところで痛みが出る
- 椅子に座って膝を伸ばしきるときは痛みなし
- 椅子に座って120度ほど曲げても痛みなし
痛みが出るのは、膝に体重や力が加わる特定の角度・動作のときだけでした。安静にしていれば痛まないものの、2週間休んでも症状に変化がなかったことから、単純な安静では解決しない状態であることが来院前からうかがえました。
当院での原因の判断と施術内容
膝に軽く力を加えながら動きを確認したところ、ある共通したパターンが見えてきました。
- 膝に力が加わる瞬間に、股関節からのゆがみが生じていた
- 同時に、ひざ下にもねじるような力が加わっていた
- この「ねじれ」が膝のお皿の下(脛骨粗面)に繰り返しストレスをかけていたことが、痛みの根本原因と推測
なお、自宅での姿勢についても確認しましたが、足を組んだり横座りをしたりといった習慣は見当たりませんでした。念のためお母様にも自宅での様子を引き続き確認していただくようお伝えしました。
施術は、膝に力が加わるときに太ももとふくらはぎの筋肉が正しく協調して動けるよう調整するところから始めました。この調整によってひざのねじれが減り、オスグッドの痛みが和らいでいくことを確認しながら進めました。
痛みの減少を確認しつつ少しずつ膝への負荷を高めていくと、負荷が増えるたびに再びねじれの癖が出てきます。そのたびに調整を繰り返し、より大きな動作でも痛みが出ない状態へと近づけていきました。
経過と現在の状態
初回の施術後、少し痛みは残るものの深くしゃがむことができるようになりました。来院時は45度ほどで痛みが出ていたことを考えると、大きな変化です。その様子を見ていたお母様も「本当に痛くないの?」と驚かれていました。
まだ施術1回目の段階ですが、この変化の出方からすると、適切な施術を継続していけば3週間後には痛みなく動けるようになると見込める状態です。
まとめ――オスグッドで悩んでいるお子さんをお持ちの方へ
オスグッドは成長期のスポーツ少年・少女に多く見られる症状ですが、「成長痛だから」と安静にしているだけでは改善しないケースも少なくありません。今回の症例のように、股関節やひざ下のねじれというクセが膝への繰り返しのストレスを生んでいる場合、そのクセを修正しなければ休んでも痛みが変わらないことがあります。
「部活を休んでいるのに治らない」「サッカーやスポーツを早く再開させてあげたい」とお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。お子さんの体の動きを丁寧に確認したうえで、スポーツ復帰に向けた施術を進めていきます。
「オスグッドと診断されたが、安静にしても良くならない」「早くスポーツに復帰させてあげたい」という方は、お気軽に当院にご相談ください。動きのクセを確認しながら、スポーツを続けられる体づくりを一緒に進めていきます。

