アキレス腱の痛みで足を引きずるようになり、半年後の東京行きが心配に
2か月前から左のアキレス腱あたりが少し気になりはじめた70代の女性が来院されました。
はじめのうちは「そのうち治まるだろう」と思い、痛みがあっても札幌駅周辺を2〜3時間歩いて買い物することもあったそうです。しかしそういった生活を続けているうちに症状は悪化し、来院時には左足に体重を乗せきることができず、足を引きずるような歩き方になってしまっていました。アキレス腱のあたりはぷくっと腫れており、指で挟むと強い痛みが出る状態でした。また、時々ひざも痛くなるとのことでした。
「半年後に東京へ孫に会いに行く予定があるのに、このままでは行けないかもしれない」という不安を抱えながら来院されました。
来院までの経緯と対処方法
痛みが出てからは、患部にスーッとする市販の塗り薬を塗って様子を見ていたそうです。ただ、あまり効果は感じられなかったとのことでした。
なかなか改善しない中、当院のホームページを見つけて「ピンと来た」と感じ、すぐに電話してくださったとのことでした。
当院での原因の判断と施術内容
来院時に確認したところ、ふくらはぎ・太もも裏・坐骨まわりの筋肉が、左側だけ明らかに硬くなっていました。これらの筋肉が緊張してアキレス腱に過剰な負荷をかけていることが、今回の痛みの根本原因と判断しました。また、時々ひざも痛くなるとのことから、骨盤からかかとまでの動作の軸もあわせて確認したところ、動作中に軸がぶれていることが確認できました。
- 仰向けでふくらはぎの奥の筋肉を緩めながらアキレス腱を伸ばす→痛みが緩和するが時間が経つと戻る
- 太ももの筋肉も緩めてアキレス腱を伸ばす→痛みがさらに緩和し、しばらく時間が経っても安定
- 立った状態で体重を乗せると痛みが再び出る→坐骨まわりと骨盤の内側を緩めることで改善
- 週1回の施術を継続。毎回、施術前の検査で痛みの出る動作や可動域が少しずつ改善していることを確認しながら進める
- 3か月後、アキレス腱をぐっと伸ばす動作以外では痛みがなくなる→施術間隔を2週間に1回へ
自宅でのセルフケアとして、ふくらはぎを温めることと、ふくらはぎ・太もものマッサージも行ってもらうようにしました。なお、アキレス腱そのものは触らず、原因となっている筋肉にのみアプローチしています。
経過と現在の状態
施術を始めてから3か月後には、日常生活ではほぼ痛みが出なくなりました。長い距離を歩くと痛みが出そうな感覚になることはありましたが、足を引きずることはなくなっていました。
そして施術開始から半年後、念願だった東京への旅行が実現しました。孫にも無事に会えたとのことで、帰ってきた後もアキレス腱の痛みが再発することはありませんでした。
その後も施術を続けていくうちに、アキレス腱をぐっと伸ばす動作でも痛みが出なくなりました。現在は、札幌駅での買い物も時間を気にせず楽しめるようになっています。
まとめ――アキレス腱の痛みが続いている方へ
「少し痛いけどそのうち治るだろう」と思いながら動き続けていると、今回のように症状がどんどん悪化してしまうことがあります。アキレス腱の痛みの多くは、アキレス腱そのものだけでなく、ふくらはぎや太もも裏、坐骨まわりの筋肉の疲労が影響しています。
痛い場所を直接マッサージしても根本の原因にアプローチできないため、症状が長引いてしまうケースは少なくありません。「やりたいことを諦めたくない」「旅行や外出を楽しめる状態に戻りたい」という方は、ぜひ一度当院にご相談ください。体の状態を丁寧に確認したうえで、あなたのペースに合った施術を進めていきます。
「アキレス腱が痛くて歩くのがつらい」「塗り薬を塗っても良くならない」という方は、ぜひ一度当院にご相談ください。アキレス腱への直接的な刺激ではなく、原因となっている筋肉にアプローチすることで、痛みの根本から改善を目指します。

