患者さんを持ち上げた瞬間に右膝が痛み、松葉杖でないと歩けない状態に
2日前、椅子の後ろから膝を背もたれに当てながら、患者さんの上半身をぐっと持ち上げた瞬間のことでした。直後から右膝の外側に強い痛みが出て、体重を乗せることができなくなってしまいました。
来院時は松葉杖を使ってようやく歩ける状態でした。看護師という仕事柄、早く回復しなければという焦りもあったかと思います。
来院までの経緯と対処方法
痛みが出てすぐに病院でMRIを撮影しましたが、結果はまだ聞きに行っていないとのことでした。その後、近所の整体でふくらはぎのマッサージを受け、痛みが出はじめた直後よりは体重を乗せられるようになっていました。
ただ、まだ松葉杖なしでは歩けない状態が続いていたため、当院にご相談いただきました。
当院での原因の判断と施術内容
椅子に座った状態で膝を伸ばして足を持ち上げてもらうと、膝の外側に痛みが出ました。あわせて股関節の外側(大転子)を触れると、下方に引っ張られているような状態が確認できました。これらのことから、股関節の外側と骨盤の内側の筋肉に問題があると判断しました。
- 中臀筋(ちゅうでんきん)・梨状筋(りじょうきん)の疲労・緊張により、股関節の外側が正しく機能していなかった
- 腸腰筋(ちょうようきん)の緊張も重なり、足を持ち上げる動作で膝に余分な負荷がかかっていた
- これらの結果、体重を乗せたときに膝にまっすぐ力が伝わらず、外側に痛みが集中していた
施術では、中臀筋・梨状筋・腸腰筋を緩めながら、足を持ち上げる動作でそれらの筋肉が適切に使えるよう調整しました。続いて実際に立ち上がった姿勢で体重をかけてもらい、膝にまっすぐ力が加わるように同じ筋肉を整えていきました。
経過と現在の状態
施術後、少しぎこちなさは残っていましたが、帰り際には松葉杖なしで歩けるようになりました。
自宅でも継続できるよう、右股関節の外側と骨盤の右内側を自分で緩めるセルフケアの方法をお伝えして施術を終了しました。急性の症状であることから、このまま安静を保ちながらセルフケアを続けることで回復できると判断し、次回の予約は状態を見てご連絡いただく形にしました。
まとめ――急に膝が痛くなって歩けなくなった方へ
仕事中や日常の動作の中で突然膝に痛みが出て、体重をかけられなくなるケースがあります。膝の痛みというと膝そのものに問題があると思いがちですが、今回のように股関節まわりの筋肉が正しく機能していないことで、膝に余分なストレスが集中してしまうケースは少なくありません。
痛みが出ている膝をマッサージするだけでは根本的な解決にならないことも多く、原因となっている筋肉にアプローチすることが大切です。
急に膝が痛くなった、体重を乗せると膝の外側が痛い、という方はぜひ一度当院にご相談ください。膝だけでなく股関節まわりの状態も含めて丁寧に確認したうえで、あなたに合った施術を進めていきます。
「急に膝が痛くなって歩けない」「体重を乗せると膝の外側が痛い」という方は、ぜひ一度当院にご相談ください。膝と股関節まわりの状態を丁寧に確認したうえで、根本からアプローチしていきます。

