首が急に痛くなり、ほとんど左を向けなくなった
以前、膝と腰の痛みで当院に通われていた小樽市の86歳の女性が、久しぶりに来院されました。以前の施術でずいぶん良くなり、しばらく通わずに過ごされていたのですが、今度は首の痛みがどうしてもつらくて来院されたとのことでした。
首を左右に振り向こうとすると首から肩にかけて痛みが出る。特に左はほとんど動かすことができない。下を向くと首の後ろ全体に強い痛みが出る――そんな状態が1週間前から急に始まっていました。
来院までの経緯と対処方法
以前当院に通っていたころに「痛いところは自分でさわらないように」とお伝えしていたことをしっかり覚えてくださっており、首と肩はご自身でもまないようにされていたとのことでした。
ただ、ちょうど花植えの季節のため、首が痛くても作業をしないわけにはいかなかったとのこと。痛みがある中でもたくさん動いてしまったことで、症状がさらに悪化してしまったといいます。
当院での原因の判断と施術内容
来院時に状態を確認したところ、呼吸がとても浅くなっていることに気づきました。ここから横隔膜(おうかくまく)の疲労が今回の首の痛みの根本原因と判断しました。
- 花植え作業で前かがみの姿勢が長時間続いたことで、横隔膜に疲労がたまっていた
- ここ2〜3週間、心配ごとがあってストレスが続いていたとのこと。ストレスがかかると無意識にお腹に力が入りやすくなり、横隔膜への負担がさらに重なっていた
- これらの悪条件が重なったことで、首への負担が一気に増加したと推測
施術は横隔膜と肋間筋(ろっかんきん)を緩めて呼吸が深くなるようにすることから始めました。呼吸が戻ってきたところで、首の動きに合わせて胸椎(きょうつい)の動きを調整していくことで、首への負担が軽減し痛みが少しずつ和らいでいきました。
自宅でのセルフケアは、みぞおち付近を温めることだけお伝えしました。シンプルですが、横隔膜まわりを温めることで回復を後押しできます。
経過と現在の状態
初回施術後も痛みは残っていましたが、4日後に2回目の来院をされました。来院された瞬間から声が明るくなっており、「いやあ、来てよかったです!」と話してくださいました。まだ痛みは残っていたものの、初回来院時よりは確実に改善していました。
2回目の施術も1回目と同様の内容で行いました。施術後にはほぼ痛みがなくなり、肩の重だるさも楽になったとおっしゃっていただきました。
さらに4日後に3回目の来院。開口一番「よくなったわ!」というお言葉でした。悩み事も無事に解決されたとのこと。まだ横隔膜に少し緊張が残っていたため、3回目も同様の施術を行いました。施術後には「どこか悪くなっても、ここがあるから安心して動けます!」とおっしゃってくださいました。86歳とは思えない回復力でした。
まとめ――急な首の痛みでお困りの方へ
「急に首が痛くなった」「振り向くのがつらい」という場合、首そのものだけでなく、横隔膜の疲労や胸椎の動きが影響していることがあります。今回のように、前かがみの作業が続いたときやストレスが重なったときに、こうした症状が突然現れることは少なくありません。
年齢を問わず、体の状態を整えることで回復できるケースは多くあります。首の痛みでお困りの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。状態を丁寧に確認したうえで、あなたに合った施術を進めていきます。
「急に首が痛くなって動かせない」「振り向くたびに首から肩にかけて痛みが出る」という方は、ぜひ一度当院にご相談ください。首への直接的な施術ではなく、根本原因にアプローチすることで痛みを和らげていきます。

