(尾てい骨の痛み)お尻の骨が痛くて映画を1本集中して見られない

尾骨の痛み

お尻の骨が痛くて映画を1本集中して見られない――尾てい骨の痛みの原因と整体でできること

■ お尻の骨が痛くて集中できないという悩み

椅子に座っているとお尻の骨(尾てい骨)のあたりが痛くなってくる。クッションを使っても1時間も座っていられない。電車やバスの硬い座席が怖い。映画を1本見終わる前に痛みで集中できなくなってしまう――尾てい骨まわりの痛みは、「たいしたことない」と思われながらも日常生活のあらゆる場面で不便を感じさせます。

転倒してお尻を強く打ったあとから痛みが続いている方もいれば、特にきっかけがなく徐々に痛みが出てきた方もいらっしゃいます。どちらの場合も、適切なケアで改善が期待できます。

■ そのとき体に起こっていること

尾てい骨(尾骨)は背骨の一番下にある小さな骨で、座ったときに骨盤の坐骨と一緒に体重を支える役割があります。この尾骨のまわりには「尾骨筋(びこつきん)」と「肛門挙筋(こうもんきょきん)」という骨盤底の筋肉が付着しています。

長時間の座位や前かがみの姿勢が続くと、骨盤が後ろに傾いた「骨盤後傾」の姿勢になりやすくなります。この姿勢が続くと、骨盤内部にある「腸腰筋(ちょうようきん)」に疲労がたまりやすくなります。腸腰筋の疲労は「股関節の外旋(がいせん)」、つまり足が外側に開いた状態を引き起こし、その結果として尾骨に体重が集中するようになります。腸腰筋の疲労→骨盤後傾→股関節の外旋→尾骨への集中した負荷という連鎖が、尾てい骨の痛みの根本にあるケースがほとんどです。

■ 一般的な対処方法

尾てい骨専用のドーナツ型クッションを使って直接の圧迫を避けながら様子を見る方が多いです。整形外科でレントゲンを撮り、骨折や脱臼がないかを確認します。骨に異常がない場合は「安静にして様子を見てください」と言われることがほとんどで、特別な治療が行われないことも多いです。

クッションで一時的に痛みを和らげることはできても、股関節の外旋という根本の原因にアプローチしないかぎり、根本的な改善にはつながりません。

■ 整体(からだリセット整体院さっぽろ)でのアプローチ

当院では、尾てい骨の痛みに対して「なぜ尾骨に負荷が集中しているのか」という根本を確認するところからはじめます。

多くの場合、腸腰筋の疲労が股関節の外旋を引き起こし、尾骨への集中した圧迫を生んでいます。腸腰筋と骨盤まわりの筋肉の疲労を丁寧に取り除くことで、股関節が自然な状態に戻り、尾骨への負荷が分散されていきます。

施術の後半では、あえて尾骨に体重をかけてもらいながら股関節の調整を進めていきます。ある程度体重を乗せても違和感がなくなる状態を目指して丁寧に施術するため、症状が戻りやすい尾骨の特性を考慮し、週1回の施術を4〜5回続けることをおすすめしています。「映画を2時間見てもお尻が痛くなくなりました!」「デスクワーク後半まで痛みなかったです!」とご報告いただけることが多いです。

■ ご自宅でできるセルフケア

入浴 骨盤まわりの筋肉を温めることが回復への近道です。ぬるめのお湯に15〜30分しっかりつかり、全身の力を抜いてリラックスしましょう。お湯の中では骨盤への圧迫がなくなるため、座っているときに痛みが出やすい尾てい骨の症状も楽に感じやすいです。

腸腰筋ほぐし 椅子に座り、両手で太ももを内側にひねりながらゆっくり猫背の状態にしていきます。尾骨に痛みが出てきたら骨盤を立てて元に戻し、同じ動作を2〜3回繰り返します。ポイントは、動作をゆっくり行うこと・痛みが出たらすぐに骨盤を立てること・太ももをしっかりひねることの3つです。尾骨の痛みに変化が出ない場合は、このセルフケアは中止してください。

クッションを見直す やわらかいクッションやソファに座り続けることで、腸腰筋の疲労がたまりやすくなります。一時的に楽に感じるために座りたくなる気持ちはわかりますが、その習慣が回復を遅らせることにつながります。徐々に固めのクッションに切り替え、尾骨の痛みが改善した後も再発防止のためにやわらかい場所への長時間の着座は控えるようにしましょう。

尾てい骨の痛みは「骨の問題だから仕方ない」とあきらめている方も多いですが、筋肉へのアプローチで十分に改善が期待できます。長引く尾てい骨の痛みでお困りの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次