歩いていると左股関節の奥が重く、体をひねるとズキッと痛む
歩いていると左股関節の奥の方が重たい感じがする。人とすれ違うときによけようとすると、股関節にズキッと痛みが走る。太ももを高く上げようとすると弱い痛みと力の入りにくさを感じる――そんな状態が半年ほど続いていた、デスクワーク中心の50代男性が来院されました。
以前、腰椎ヘルニアによる腰痛で当院に通われていた方で、今回は腰ではなく股関節の痛みが気になって再来院されました。
来院までの経緯と対処方法
半年ほど前から少しずつ症状が出はじめていましたが、「ひどくなったら整体に行こう」と思いながら、特に何もしないまま様子を見ていたとのことでした。
日常生活には何とか支障なく過ごせていたものの、人混みの中での方向転換や、いつもより少し大きな動作をしたときに痛みが出るため、外出時に体の動きを気にするようになっていたといいます。
当院での原因の判断と施術内容
来院時に股関節の動きを詳しく確認したところ、いくつかの動作で痛みが再現されました。
- 仰向けで足を伸ばしてつま先を外に倒すと、股関節の内側に痛みが出る
- 股関節を90度ほど曲げたあたりで痛みが出る
- その状態からさらに内側に回す動作でも痛みが出る
- 中臀筋(ちゅうでんきん)と梨状筋(りじょうきん)に疲労がたまっていることを確認
痛みは股関節の内側に出ていましたが、原因はむしろ反対側、つまりお尻の外側にある中臀筋と梨状筋がうまく動けていないことにありました。これらの筋肉の働きが低下することで、股関節の内側に余分なストレスがかかっていたと考えられます。
また、ヒアリングの中で、テレビの位置の関係から左側に寄りかかりながらソファに座ることが多いとわかりました。この姿勢が股関節まわりの筋肉に偏った負担をかけ続けていた可能性があるため、テレビの位置を調整してまっすぐ座れる環境に変えてもらうようお伝えしました。
施術では、まず中臀筋と梨状筋を緩めることで約8割の痛みが軽減しました。さらに大きな可動域での動作では内転筋(ないてんきん)の緊張も影響していたため、そちらも調整しました。加えて、股関節の付け根をお尻側から動作に合わせて調整することで、痛みはさらに軽減していきました。
経過と現在の状態
週1回の施術を3か月続けました。最初の1か月は施術後に痛みが戻ることもありましたが、2か月目以降は痛みのパターンが順調に減っていきました。3か月が経つ頃には、日常生活で痛みを感じることはほとんどなくなっていました。
その後は2週に1回を2回、さらに3週間後に1回と間隔を広げながら確認し、施術なしでも問題がないことを確認したうえで終了としました。
「やっぱりここに来れば大丈夫ですね!」と言っていただけたのはうれしいことでした。ただ、「もう少し早い段階で来ていただいていれば、もっと早く回復していましたよ」とお伝えしておきました。
まとめ――股関節の内側に痛みや重さを感じている方へ
股関節の内側に痛みが出るとき、その原因が内側の筋肉にあるとは限りません。今回の症例のように、お尻の外側にある中臀筋や梨状筋の疲労が、股関節内側への余分なストレスを生んでいることがあります。
また、日頃の座り方や姿勢のクセが股関節まわりの筋肉に偏った負担をかけていることも少なくありません。自宅での環境を少し見直すだけで、症状が改善しやすくなることもあります。
歩くと股関節が重たい、人をよけるときに股関節が痛む、太ももに力が入りにくいという方は、ぜひ一度当院にご相談ください。股関節の動きを丁寧に確認したうえで、あなたに合った施術を進めていきます。
「股関節の奥が重たい」「歩くときに股関節が気になる」という方は、ぜひ一度当院にご相談ください。症状が軽いうちに対処するほど、回復は早くなります。

